WEB ちばサイくん
メールマガジン「ちばサイくん」第7号
/2001年10月28日

ちばサイエンスの会

 

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2●サイの目●

会員による自由投稿のコーナー

 
■ 「ハシモトのインチキ科学コーナー その3」
 

(文責・橋本悦夫/船橋市総合教育センタープラネタリウム館)

 

 ここ数年、中学生の「職場体験学習」なるものが各地で行われています。当館でも今年度3件受け入れていて、その第一弾として、先日、浦安市から1名が2日間、プラネタリウム館の仕事を体験しました。

 終了した翌日、私宛にその生徒の父親からメールが届いていました。子供がお世話になったとのお礼と、「昔、お会いしていました」という内容。ギョッ、とびっくりして続きを読むと、アマチュア無線をやっていて1988年に私と交信した、というものです。

 中学生が帰るとき、「後で聞きたいことがあったら電話しなさい」と私の名刺を渡しました。業務専用がなかったので、趣味の無線局名入りの名刺を渡していたことを思い出しました。

 「ふむふむ、そういうことか」と納得しつつ、過去の交信記録を調べると、確かにその形跡がありました。さらにその5年後にも交信していたのです。2度びっくり。ギョギョ。しかも2回とも通信方式は最も古典的な「電信」、つまりモールス符号での通信です。

 多趣味の私もこんなことは初めて。モールス符号生みの親モールス(米)と無線通信の開発者マルコニー(伊)に感謝。

 モールス符号の中でも「SOS」が遭難信号であることは知られていますね。全世界共通の符号で、これを最初に使ったのがタイタニック号の事故でした。処女航海で世界最初のSOS発信とは・・・・。

 ある筋の方が言うには「世界中の電波の99.9パーセントは、その正体が分かっているが、残りの0.1パーセントが不明」だそうで、私なんかは早合点して「それは地球外生命体からのメッセージだ」なんて思ってしまいます。あくまで「不明」なのに。

 この手の代表としてUFO騒ぎがあげられますね。「未確認飛行物体」なのにどうして「宇宙人の乗った円盤」と判るのでしょうかねえ。プラネタリウム館に、たまにこの種の相談があります。話のやりとりから相談主はどうしても「円盤」と信じたい様子。こういうときは「あなたは素晴らしい物を見ましたね」と言います。そうすると納得してすぐに電話を切ってくれます。じゃないと延々と話が続いて業務に影響が出てしまいます。

 このような仕事がたまってイライラしてくると「○○ー」と叫びたくなります。ストレス解消にはその方がいいのかも知れませんね。では、○○にはどのような言葉が入るでしょうか。例によって本文中にヒント有り。

◆で、前号の答えは「二次」でした。
本虹を第一次虹と呼ぶのに対し副虹は第二次虹と言われます。
「だいにじにじ」、言いにくいですね。☆

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 ここは「ちばサイ」向きと思われるサイエンスっぽいネタを、会員が問題提起エッセイとして自由投稿するコーナーです。「今日はこんな発見をした」「こんな工夫をした」「こんな本を読んだ」「こんな人にあった」などなど。自己体験と、そこから生じたふとした問題意識をベースに、投稿者の目線で語っていただくものです。「サイ新ニュース」より、間口が広いので、気楽にどしどしご投稿ください。

 

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