■「四季の自然観察会〜森の玉手箱」
2016.07.24開催

昨日、植草学園大学にて、
「四季の自然観察会〜森の玉手箱」2回目を開催しました。

今回は縄文人体験2、ということで草木染にチャレンジし、
竹細工でうなり木(縄文人の魔除け)を作りました。

 教室にて、夏の森の様子や観察の仕方、
草木染の作業内容の説明を聞き、森へいきました。

まずは、森の生き物や植物を観察しながら昆虫採集です。
玉虫が何匹もいました。カブトムシ、トンボ、モンシロチョウ、
カエル、バッタ類など沢山の生き物を捕まえました。
広場に集まり図鑑で名前を調べました。
セミやとカナブンなどを捕え観察しました。

そして、草木染の材料、コナラやクヌギの葉や枝を集めますが、
虫探しに夢中になり、葉っぱが集まらず、
最後は何の葉っぱでもよくなり沢山の集めました。

大なべで、その葉や枝を煮て染め液をつくります。
煮えるまでの間に、子供たちは、うなり木をつくります。
竹を長楕円形に切り、先端部に穴を開けて紐を通し、
広い場所で紐を回して音を出します。
初めは、なかなか音が出なかったのですが、
お父さんで上手な人がいて、皆がまねをしているうちに、
音がでて、鳴らすことができるようになりました。
竹の大きさ、重さ、糸の長さはどうかを工夫しました。

葉っぱの染め液を煮え立ち、いよいよ草木染です。
ハンカチの染めたい部分に割り箸を立て、
輪ゴムできっちり巻いてから、染め液に入れ煮ます。
触媒液に浸し、再び染め液で戻し煮て、
最後に水荒い、よく乾かして、完成です。
輪ゴムを外す時は、皆ドキドキ、そして歓声があがりました。
とってもよく染まった人のお母さんが、
よく染まるように前もって牛乳で煮たそうです。

熱中症が心配でしたが、具合が悪くなったり、怪我をした人もなく、
ほっとしました。
草木染は火を使っての作業ですので、講師・スタッフは汗だく。
皆さんお疲れ様でした。

レポート by 田島






昨日は、特に怪我も熱中症も無く、無事に実施できました。
親御さんの方が、夏休みの自由研究の参考にと、かなり熱心でした。
昆虫・カブトムシつがい。とんぼ、ショウリョウバッタ、タマムシ。
毎回ですが、とても虫に詳しい子がいて、タマムシを捕まえていました。
タマムシは、とても綺麗で、実物を見る事は、珍しいみたいです。

いつもは、図鑑でしか見られない物が、実際に自分で採取観察出来たので
子供にとっては、大変貴重な体験だったと思われます。

草木染は、お母さん方に関心が高く、事前にかなり研究されていた
方もいて、染め上がった物を、みんなで比較も出来て大変盛り上がりました。

うなり木、これも竹の切れ端を各自加工して、お父さん方が旨く鳴らしていました。
鳴らない子もいましたが、持ち帰って、チャレンジするみたいです。
これも自由研究の題材には、良かったのでは、と思います。
今回、工作用の道具をあまり持参しなかったのが悔やまれます。今後は、気をつけます。

レポート by 鈴木