10/1(土)〜2(日)
千葉市少年自然の家にて、
「アース探検隊」を実施しました。
チーフの河野さんより、活動の様子をおしらせいただきました。

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アース探検隊、無事終了しました。
参加人数は児童生徒が11人と少なかったですが、
例年通り充実したプログラムとなったと思います。
初日は、雨のため野外は最低限にとどめ、
生物は翌日のバッタ調査の道具作りを行いました。
天体は天体望遠鏡を制作し、
見えない星の代わりに先生方が5cm大の球体を仕掛けてくださり、
焦点合わせの練習をしました。
MITAKAでは新しくブラックホールのプログラムが開発されたそうで、
ブラックホール近くの空間の歪みが見られる興味深いものでした。
翌日は、晴れて環境の違いによるバッタの生体数調査が行えました。
今年はバッタが少なく、捕獲が難しかったのですが、
その分、調査を重ねるごとに子供達が慎重に探す姿勢になり、
よく見るという点で良い経験になったと思います。
天文は、地球外生物の可能性ということで、
重力が地球の倍で、気温が低くて赤外線が強い・・等の
条件下でどのような生物が生息しうるかを想像して絵を描きました。
今までにないアプローチで、体毛が増えるとか、
目が大きくなるとか子供も大人も想像豊かに描きました。




平井理事からもアース探検隊レポートが届きました。
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怪我もなく無事に、「アース」が終了しました。
小2から中1まで11人、保護者8人が、10/1(土)〜10/2(日)の
2日間、皆、和気相合と過ごすことができました。
男子が7人と元気が良く、スタッフ4人でフル回転でした。

今年の庭野先生のテーマは、日当たり、草の丈、森の中と
条件の異なる6つのエリアを設定して、バッタやコオロギの
生育数を比較する生態調査でした。

子ども達11人が2グループに分かれて、5m四方のエリアを囲む方法、
バッタやコオロギの数を調査するために、時間を決めて(5分間)
捕獲する方法、 結果をデータにする仕方(統計処理の考え方)など
子ども達が、今後自由研究に取り組む時に、方法の設定などに役立つ
研究の姿勢を、楽しくやさしく学びました。
以前のアースでは大型のトノサマバッタやショウリョウバッタが
豊富で、跳ねる、飛ぶ能力など競い合いましたが、
今年は9月に台風の影響もあり、気温が20度以下と低下したため、
小さなバッタやコオロギばかりで、捕獲の時は、草の根に潜む虫を
見つけるのは大変でした。


夏苅先生の上手な指導で、小2・小3の参加者も自分で天体望遠鏡を
完成できました。この手作り望遠鏡で、月のクレーターはもちろん、
土星の輪、木星の4つの惑星まで見えるとのこと、地動説を唱えた
ガリレオの望遠鏡に匹敵します。
子ども達は、三脚への取り付け方、天体を画角に入れて、ピントを
うまく合わせるコツなど学びました。


雨天のため天体観察は屋内での学習でしたが、高梨先生が
国立天文台のPCソフトで、銀河を追跡して宇宙の果てまで
宇宙旅行をしました。また翌日は、地球の過酷な環境にも生物が
生息するので、地球外惑星にも生物がいる可能性があり、条件を
設定した惑星にすむ宇宙人を各自が描いて、理由を説明しました。
学習内容は子どもだけでなく、大人にも十分興味のある充実した
内容で、宿泊施設も綺麗で食事が美味いので、参加保護者にも
好評でした。

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