「四季の自然観察会〜森の玉手箱」

先週日曜日1/22、「四季の自然観察会〜森の玉手箱」、
4回目(今年度最終回)が実施されました。
講師の田島先生から、下記のレポートが寄せられました。 

森の玉手箱第4回の縄文体験は炭焼きです。
早朝より広場で焚き火をし、沢山のおき作りが始まりました。
子供たちは霜柱を踏んで森の中へ。
葉っぱが落ちた冬の森は日光が地面まで射し込みとても明るく見通しがいいです。
見上げると木々の梢の間から真っ青な空が透き通って見えます。
時折小鳥が飛び交い、さえずっています。
オオカマキリの卵のうを発見。
冬芽にはいろいろな表情をした顔があります。
枯れた森の中ではアオキやマンリョウの緑が目につきます。
子供たちは、小鳥の餌台(バードフィダー)にする竹と、
炭にする葉っぱや松ぼっくり、ドングリなどを集めました。
落ち葉をガサゴソと踏みしめてターザン広場に着くと、
藤蔓に登ったりぶら下がったり、
木から吊されたブランコは枝と一緒に揺れるので大人気です。
広場に到着する頃にはおき火がたくさんできていました。
拾ってきた葉っぱなどを缶の中に入れてしっかり蓋をして火のなかへ。
このまま炭が出来るまで待ちます。
子供たちは、焼いて食べたいものを持ってきています。
サツマイモは火のなかへ、お餅やおにぎりは網の上で、
ウインナーはフライパンで、マシュマロは1メールもある竹串に刺して、
思い思いの方法で焼いて食べました。しばし他の活動は中止です。
一段落したところでバードフィーダー作りです。

家に持ち帰り餌を載せベランダや庭木に吊して小鳥を呼びます。
少し離れた所で弓矢遊びをしました。
なかなか上手く飛びませんが、しばらくすると上手に飛ばせるようになりました。
炭焼きの缶から出る白い煙が薄い青紫色に変わって来ると、そろそろ出来上がりです。
火の中から取出し、自然に冷めるのを待ちます。期待と共に缶が開けられました。
少し小さくなった真っ黒な葉っぱやまつぼっくりが出て来ました。
教室に戻り一人一人想い出を語り終了しました。
体験が大切だという言葉が印象的でした。
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