WEB ちばサイくん
メールマガジン「ちばサイくん」第1号
/2001年9月7日

ちばサイエンスの会

 

 

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■2【サイ新ニュース/会員による投稿ニュース紹介コーナー

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1●サイ新ニュース●

会員による投稿ニュース紹介コーナー

 
■ H-IIAロケット試験1号機無事打ち上げ成功
 

   (文責・田中博春/「ちばサイ」編集担当)

 今週の話題は、なんと言っても H-IIAロケットの打ち上げ成功でしょう。まさに日本の宇宙開発の命運のかかった「絶対に外せない」打ち上げでしたので、抜群の注目度でした。H-IIA の打ち上げは、インターネットにてライブ中継され、全部で86万ものアクセスがあったそうです。これは日本のインターネットライブ中継としては、過去最高とのこと。ちばサイ会員のみなさんの中にもご覧になった方が数多くいらっしゃるのではないでしょうか?

 そのライブ中継の模様は、宇宙開発事業団のページにて再放送されています。

 とくに最近アップされた「全シーケンス」のムービーが秀逸で、準備段階から打ち上げ後までをドキュメント調に追ったその構成は、まるでNHKの「プロジェクトX」のよう。ネットにつながれたPCがある方はぜひぜひご覧になってみてください。

 この打ち上げライブ中継に関しては、アメリカのデルタロケット打ち上げ中継が有名で、ロケットがぐんぐんと上昇することにより、地上の風景がどんどん離れてゆくようすをロケット搭載のカメラから写したムービーはまさに必見です。

 打ち上げから1分ちょっとで丸い水平線が見えてきて、宇宙に飛び出すとはこういうことなんだなあ、と実感できることでしょう。このロケット打ち上げムービーに関しては、またの機会に特集したいと思います。

 ということで、それではまた来週。☆

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■ 「梅雨明けを見直し。今年の関東・甲信地方は史上最も早い7月1日に」
 

   (文責・田中博春/「ちばサイ」編集担当)

 今年の梅雨明けは、例年とずいぶん異なっていたのを覚えていらっしゃるでしょうか? 例年ですと南の地方から順に梅雨が明けてゆき、関東・甲信地方だいたい夏休みのはじまる7月20日ごろに梅雨が明けます。

 ところが、今年は6月中に梅雨が明けてしまう南西諸島を除くと、いちばん早く梅雨が明けたのが関東・甲信地方。梅雨明けの日も例年よりだいぶ早い7月11日と、当初発表されました。さらに、9月4日の気象庁の発表では、今年の梅雨明けの日を見なおしたところ、関東甲信地方はなんと7月1日に梅雨が明けていたというのです。これは例年より19日も早く、梅雨明けの日を発表し出した1951年以降もっとも早い梅雨明けとなりました。
 実際、今年は7月に入るとすぐに関東地方は太平洋高気圧に覆われる日が多く、まるで梅雨明けしたかのような強い日差しの日が続いたのをワタシもよく覚えています。今年の7月は記録的な猛暑でしたが、それも、このこれまででもっとも早い梅雨明けがもたらしたものと言えましょう。

 上は2000年7月16日に見られた皆既月食のために作られたページですが、その中に「日本各地の梅雨明けの日カレンダー」があります。カレンダーのマス目の中の数字は、1951〜99年の間にその日で何回梅雨明けがあったかを示しています。これを見ると南西諸島を除くと、日本各地は7月17〜21日にかけて梅雨明けの日が集中していることがよくわかります。そして、今年の関東・甲信地方の梅雨明けの日「7月1日」が、例年に比べていかに早いものであるかを実感できることでしょう。

 ということで、それではまた来週。

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 このコーナーは、おもにネット上のソースから、それぞれの会員にとって関心のある分野で、「ちばサイ」向きのニュースを見つけてもらい、投稿者が、簡単なタイトルと紹介コメントを付け加えるというものです。単なるニュース情報なら、そのソースを見ればいいことなので、ここは、むしろ会員の方々に紹介者・評者としてご登場いただいて、会員みんなで学び合うという点を大事にしたいと思います。内容の良し悪しよりは、紹介者の素顔が見えてくるような投稿を、より歓迎します。

◆ご注意◆

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