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ちばサイくん > メールマガジン「ちばサイくん」第21号/2002年2月24日 |
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■2【サイの目】/自由投稿
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■ 「ハシモトのインチキ科学コーナー その13」 |
(文責・橋本悦夫/船橋市総合教育センタープラネタリウム館)
2月16日に「天文教室」を行いました。小学校4年生・6年生が「星の動き」を勉強していますので、実際に星空を見て動きを観察しよう、というものです。
付き添いの保護者も含めて30名の参加です。3グループに分けてそれぞれにプラネタリウム館の職員が付きます。
初めは全員で屋上の天文観測室で土星を見て大感動!! 20cm屈折望遠鏡の威力はさすがです。みんな興奮していました。
お次は館前広場で星の観察です。先ず、教育センターのビルを利用してシリウスの位置を肉眼で確認。その後、モータードライブを止めた望遠鏡でシリウスを観望。すると「何これ?」とある4年生。
私:「シリウスだよ」
4年生:「ふーん。分かんない」
どうやら、土星を見た都合上、シリウスも大きく面状に見えると思っていた様子。そこで、「遠くの星(恒星)は、木星や土星よりもずっとずっと遠くにあるから、いくら大きな望遠鏡で見ても大きくは見えないんだよ。100億円の望遠鏡でだって土星みたいには見えないんだ」と説明して、一件落着。
実際に望遠鏡の視野の中で星の日周運動を観察させるのは大変です。倍率が低いと動きが遅いし、やたら高いとあっという間に視野からはずれるし、50倍ぐらいでちょうど良かったです。
西の空には三日月も見えていましたが、あれよあれよと言う間に雲が出てきて、おぼろ月夜になっちゃいました。それでも薄雲越しに何とかクレーターを見ることができて、これまた感激でした。
子供の中には、どうやら望遠鏡を持っている子もいて「うちのと違う」という声。よく聞くと「逆さまになっていない」ということです。
私:「君のうちのは何センチだ?」
子:「7センチかな」
私:「じゃ、こっちが大きい。10センチだから逆さまには見えないんだ」
子:「?????」
後でその子のお父さんが寄ってきて「どうしてですか?」と念押し。
私:「正立プリズムが付いているんです」と説明しました。
早速買いに行くそうです。
最後に、かろうじて見えるシリウスを肉眼で観察。初めと同じく建物を目印にその位置を確かめました。ちょうど良い位置に建物があって良かったです。☆
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