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メールマガジン「ちばサイくん」第32号
/2002年8月17日

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(文責・橋本悦夫/船橋市総合教育センタープラネタリウム館)

 お久しぶりです。勤務先のプラネタリウム館は、夏休みの平日投映で、休む暇なく投映が続いています。

 で、毎年この時期は流星の問い合わせでさらに忙しくなります。ペルセウス座流星群です。

「この辺で流星が見える所はどこですか?」がもっとも多く、次いで「何日ですか?」「何時頃ですか?」と続きます。

私:「この辺とはどの範囲でしょう」と聞くと、一瞬、相手の方は無言。

暫くして「この辺です・・・」

私:「この辺では殆ど見えないでしょう。見えても1時間で数個でしょう」

「ラジオで60個ぐらいと言ってましたけど」と何やら不満そうです。またラジオです。マスメディアが騒ぐと、ろくなことが起こらないのは当たり前になっちゃいました。

 怒ってもしょうがないので、問い合わせには親切に、某ハンバーガー屋さんの販売員みたいに手引き書通りに説明します。

 8月13日のお昼頃、中学生とおぼしき方から電話で「ペルセウス座流星群のレポートを書いています」と問い合わせがありました。「ふむふむ熱心じゃわい」と、良く聞くと、「昨日の情報が知りたいです」と言う。

「昨晩は、船橋も千葉県も東京もずっと曇りでしたので、私も観測していませんし、流星の数だとか例年との違いなど情報は集まっていません」と言うと、「ああそうですか」。
 当人は夜、寝ていたらしいのです。レポート書くんだったら起きていろよな。
 最近、この手が増えました。他にも、「夏休み中に夏の大三角を見なさい」という宿題が出たそうで、親子で星を見てもどれがどれだか分からないのでプラネタリウムを見に来たそうです。

 「これぞプラネタリウムの仕事だ」とはりきって投映すると、終わってから「ありがとうございました。お陰様で夏の大三角が見えました。やっと宿題が終わりました」だって。おいおい。

 宿題解決に630円かける時代になったか。外で見るならタダだよ。あっ、これでいいんだ。プラネタリウム館ってそのためにあるんだった。機械だろうが何だろうが客が入りゃいいじゃないか。行政は数字、数字。市民のためになるんだったら何でも有り!☆

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