寺薗 淳也 (てらぞの じゅんや)
1967年東京都生まれ。
名古屋大学理学部卒。東京大学大学院理学系研究科(博士課程)中退。
宇宙開発事業団、宇宙航空研究開発機構、(財)日本宇宙フォーラム、
会津大学、情報通信研究機構技術を経て、現在合同会社ムーン・アンド・プラネッツ
代表社員。専門は惑星科学、情報科学。惑星科学は特に月や火星など、固体の
表面を持つ天体の地質学や地震学。情報科学は、データベース科学、ウェブシステム、
ネットワーク工学、セキュリティなど。 大学院時代は宇宙科学研究所で、月の地震の
研究を行う。宇宙開発事業団では、月探査計画「セレーネ計画」(かぐや)の
立ち上げに従事。 宇宙航空研究開発機構(JAXA)では広報部に所属し、
JAXAウェブサイトの管理・運営を行う傍ら、講演などで宇宙、特に月・惑星探査に
ついての最新情報を幅広く伝えてきた。特に、2005年11月の、小惑星探査機
「はやぶさ」の着陸のときにはブログを通して世界中に情報を発信した。
会津大学では、大学運営の傍ら、「かぐや」により得られるデータを研究者が
使いやすくするための解析環境作りを担当しているほか、これまで行ってきた
月・惑星探査に関する研究も行った。情報通信研究機構では地球温暖化ガス観測衛星の
データ処理システム開発に従事した。 現在は月・惑星探査及び宇宙開発の普及・
啓発活動をメインに、自らの合同会社を基盤に活動を行っている。
1998年より、月・惑星の知識や探査計画を紹介するサイト「月探査情報ステーション」
(https://moonstation.jp )の編集長を努めている。
雑誌『ニュートン』などに執筆した記事多数。
主な著書に、『イケナイ宇宙学』(楽工社、2009年、共訳)、
『惑星探査入門』(朝日新聞出版、2014年)、
『夜ふかしするほど面白い月の話』(PHP研究所、2018年)、
『宇宙探査ってどこまで進んでいる?』(誠文堂新光社、2019年)など。
趣味はコンピューターほか、(特にラーメンの)食べ歩き、ねこ、西部警察の聖地
(=ロケ地)探訪。
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