「第5回スカンポ笛を作り、演奏しよう!」に参加して
藤村政好・玲子
1 実施期日 平成23年6月12日(日)9時から11時30分
2 会場 千葉市立小谷(こやつ)小学校 多目的室
3 参加者 小学生 47名 保護者 28名 ちばサイスタッフ 5名 講師 2名
4 講師 宮崎龍美さん (特許を取得している自作のチョーキングドラム
(土器に皮を張り、音の変化がユニークなドラム)で、パーカッションとして
演奏活動しています。ネットの『日本初のパーカッション「太鼓」の色々』より)
藤本千波さん
(元歌手:小倉千波、NHKの朝の連続ドラマ「鮎のうた」の主題歌の歌い手)
5 概要
・ スカンポ笛を作り演奏しました。宮崎さんのパーカッションを鑑賞しました。
6 感想(箇条書き)
スカンポ笛がどんなものか知らずに、自称、小谷小学校理科ボランティアである私は
今回お手伝いとして参加しました。最初のイメージは小さいときに野原にあった
スカンポ(近所にたくさんこのイタドリがあります)をかっじっていた時のことを
思い出し、あの青い茎をどうやって節をぬいて、穴をいくつあけるのかな?
と、勝手に想像していました。が、来てみてびっくり。
参加者、一人一人にドレミファソラシドの1オクターブの8本の乾燥した長さの
違う片方だけ節のあるスカンポが渡されました。勝手に1本のたてぶえを想像
していたので予想と違いびっくり。しかも1本1本長さがきちんと音程が合う
ようにすでに切られているのです。
準備が大変だったことでしょう。これだけの人数分を作るのですから・・・。
ですから、製作はこの8本のスカンポを横に一列に並べ、2本の麻ひもで結わえ
ていくだけで、できあがるのです。編みこみが結構大変でした。
吹きやすいように、これまた準備されていた紙やすりで吹き口をなめらかに磨きます。
ゴシゴシと。
藤本さんの司会で、会場参加者をグループに分け、グループごとに単音を吹き
(ミならミの音だけ)簡単な童謡を演奏しました。楽しいー。
なんといっても今回の演奏は、宮崎さんの自作ドラムに圧倒されました。
迫力がありました。演奏中は参加者一同微動だにしません。
しかも、宮崎さんの語りがすばらしい。青森出身とのこと。津軽弁を堪能しました。
いやー「えがったえがった」(これは東北弁か?)
このスカンポ笛の第1回目は、4名の参加だったそうです。
今回は、宣伝のチラシを児童昇降口においておくだけで、これだけ集まりました。
なぜでしょうか?やはり内容がすばらしいものは、すばらしいと伝わっていた
ことが今回の集まりになったと言えるのではないでしょうか。
なんといっても講師がすばらしいことに尽きると感じました。
その人柄の魅力にほれ込むことができるのです。
残念ながら今回体調不良で4名が欠席になりましたが、スカンポ笛の見本品
(完成品)をいただき、子どもたちに手渡されました。
小学校の1年から6年のあちこちの教室からスカンポ笛の音色が聞こえて
きたそうです。吹き方を教えあう姿も見られたそうです。
成功の要因は、作る楽しさ、音を出す喜び、すばらしい演奏を聴けたこと、
すなわち活動内容が明確でした。
宮崎さんの津軽三味線や藤本さんの歌声も聞きたかったと欲張りに考えましたが、
次回の楽しみにとっておきたいと思います。
参加の児童へ感想文を依頼中です。楽しみです。
活動が終了したときに、なんと保護者が自主的に机の片付けや掃除を始めたことに
感激したと、小谷小学校理科主任が述べていました。