2015年度 「四季の自然観察会〜森の玉手箱」 レポート

5月24日(日)7月26日(日)10月25日(日)1月24日(日)



「四季の自然観察会〜森の玉手箱」1回目  5月24日(日)

暑くなってきましたね〜

昨日、「四季の自然観察会〜森の玉手箱」1回目を実施しました。

児童20名(申込25名、5名欠席)と保護者、約50名の参加です。
開校式、自己紹介のあと、身支度を整え、植草学園大学の森に入ります。
春の森は、緑が勢いよく生い茂り、小鳥がさえずり、にぎやかです。

まずは、サンショやクスノキ(樟脳の原料)など匂いのする植物を探しながら、
葉の形や裏の側のつくりなど植物の観察をしました。
サンショの葉をかいで、「うなぎの匂いがする」との子供たちの感想に、大人たちは大笑いです。

続いて、蚕の幼虫、繭などの写真カードを配り、親子や仲間のカードを探したり、
袋の中のものを手触りで観察し、森から探してくる、ゲームをしながら森に親しみました。

最後は、竹を切る体験です。のこぎりの使い方と同時に体の使い方などを 体験学習しました。
はじめてのこぎりを使った、という子が多かったです。
切った竹は、希望者は家庭での竹細工用に持ち帰りました。
そして教室に戻り、今日の活動や感想を発表しました。

以上、ご報告です。





「四季の自然観察会〜森の玉手箱」2回目 7月26日(日)

暑さに負けず、「自然観察会〜森の玉手箱」2回目を開催しました。
スタッフの尾石さんが、活動レポートを書いてくれました。
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今朝は、子ども達が森の中にくるまで、
スタッフが『カエルの合唱』や『かたつむり』を歌って、出迎えをしました。
すると、あちらこちらから、『おはようございます』、『先生、虫見つけたよ』
と、元気な声が聞こえてきます。
ドングリの植樹班も、無事、森に苗を返し、歌に合流。
みんなで鍵盤ハーモニカや、木琴にあわせて歌を歌った後、
虫探しがスタートしました。
子供達はクワガタやカブトムシ、タマムシにミミズや、
座頭虫、バッタやカマキリを次々連れてきて、観察報告会 です。
特に、印象的だったのは、鳥にお腹を食べられた カブトムシが、まだ、動いていた
様子です。
『鳥も美味しい柔らかいお腹を食べるんだね』、
『どうして、お腹がないのに、こんなに足を動かせるんだろう』
森は不思議がいっぱいです。
その後、お弁当作りです。
子供達は、お弁当箱に、ドングリのかさやキノコをいれたり、葉っぱを丸めて、
スタッフが作った手作りの串にさして美味しそうな焼き鳥
をいれたり、アイデア満載の 手作り弁当を披露していました。
最後に、『鹿さんゲーム』です。
鹿さんグループと、自然グループに別れて、
お互い後ろ向きで合図にあわせてポーズをとり、向き合います。
ポーズは3つで、飲み物のポーズ、
食べ物のポーズ、棲みかのポーズがあり、
捕まえることができた鹿はふえ、捕まえられた自然がへる。
天変地異などで飲み物や食べ物が自然からなくなると、
欲してる鹿もいなくなるという、
慣れてくると楽しく自然のせつりがわかる、
とても楽しいアクティブなゲームをして、お開きとなりました。






「四季の自然観察会〜森の玉手箱」3回目 10月25日(日)

昨日、植草学園大学共生の森にて、
「四季の自然観察会〜森の玉手箱」3回目を実施しました。
児童17名、保護者、付き添い幼児等、約40名が参加し、にぎやかでした。
まずは、亀井先生と森を散策しながら、秋の植物、昆虫の観察。
鳥のさえずりを聴きながら、からすうり、茶色のかまきり、テントウムシ、
左巻きのかたつむりなどを見つけ、子ども達は大はしゃぎ。
左巻きのかたつむりは、大変珍しいそうです。
続いて、田島先生の工作の時間です。
竹を材料に、バンブードラム、ポックリ、貯金箱を作ります。
加藤さん、近江さん、鈴木さん、花嶋さんが、各ブースで
のこぎり、ドリルなど道具の使い方を指導してくれましたので、
怪我なく、親子でたのしく工作をしていました。
最後に、ゲーム「まぐろはお好き」、釣竿でマグロを釣る、楽しいゲームですが、
乱獲してしまうと、マグロが絶滅してしまうことを実感する、奥深いゲームでした。





「四季の自然観察会〜森の玉手箱」4回目 1月24日(日)

植草学園大学にて「四季の自然観察会〜森の玉手箱」4回目を実施しました。
雪が降る予報で実施できるかどうか、はらはらしましたが、
当日はいいお天気となりました。

田島先生、亀井先生から、冬の森の見どころ、観察の仕方のレクチャーを受け、
班ごとに分かれ、森の中の4つの観察ポイントを回っていきます。

「水鳥の観察」ではカワセミを見ることができました。
生き物ですので、ずっとその場にじっとしているわけではないので、
見られない班もありました。

「土の中の生きものさがし」は、大きなヤスデなど、土の中にいる
生き物に出会うことができました。

「かくれ家さがし」は、木の下にいる小さな生き物を見つけました。
「冬芽の観察」では、木の枝の葉が落ちた部分を観察します。
その形が動物の顔などに見えてきました。

これらの観察から、虫や植物の越冬の様子を知ることができました。
さらに、自然の音を探したり、ふだん見なかったり感じなかったことを体感しました。

観察のあとは、森での遊びです。弓矢で的を狙います。
初めはなかなか矢を飛ばすことが難しかったのですが、
次第に慣れてきて、的に当てることができました。

最後に教室にて、スケッチを披露しながら、感想を発表です。
1年間を通して、四季の森での観察、工作や森での遊び、
ふだんはなかなか体験できないことを、
親子で楽しめました、との感想をいただきました。

講師の皆さん、スタッフに皆さんありがとうございました。
無事に1年間の活動を終え、ほっとしました。


レポート:尾石