昨日、植草学園大学にて、
「四季の自然観察会〜森の玉手箱」2回目を開催しました。
今回は縄文人体験2、ということで草木染にチャレンジし、
竹細工でうなり木(縄文人の魔除け)を作りました。
教室にて、夏の森の様子や観察の仕方、
草木染の作業内容の説明を聞き、森へいきました。
まずは、森の生き物や植物を観察しながら昆虫採集です。
玉虫が何匹もいました。カブトムシ、トンボ、モンシロチョウ、
カエル、バッタ類など沢山の生き物を捕まえました。
広場に集まり図鑑で名前を調べました。
セミやとカナブンなどを捕え観察しました。
そして、草木染の材料、コナラやクヌギの葉や枝を集めますが、
虫探しに夢中になり、葉っぱが集まらず、
最後は何の葉っぱでもよくなり沢山の集めました。
大なべで、その葉や枝を煮て染め液をつくります。
煮えるまでの間に、子供たちは、うなり木をつくります。
竹を長楕円形に切り、先端部に穴を開けて紐を通し、
広い場所で紐を回して音を出します。
初めは、なかなか音が出なかったのですが、
お父さんで上手な人がいて、皆がまねをしているうちに、
音がでて、鳴らすことができるようになりました。
竹の大きさ、重さ、糸の長さはどうかを工夫しました。
葉っぱの染め液を煮え立ち、いよいよ草木染です。
ハンカチの染めたい部分に割り箸を立て、
輪ゴムできっちり巻いてから、染め液に入れ煮ます。
触媒液に浸し、再び染め液で戻し煮て、
最後に水荒い、よく乾かして、完成です。
輪ゴムを外す時は、皆ドキドキ、そして歓声があがりました。
とってもよく染まった人のお母さんが、
よく染まるように前もって牛乳で煮たそうです。
熱中症が心配でしたが、具合が悪くなったり、怪我をした人もなく、
ほっとしました。
草木染は火を使っての作業ですので、講師・スタッフは汗だく。
皆さんお疲れ様でした。
レポート by 田島
昨日は、特に怪我も熱中症も無く、無事に実施できました。
親御さんの方が、夏休みの自由研究の参考にと、かなり熱心でした。
昆虫・カブトムシつがい。とんぼ、ショウリョウバッタ、タマムシ。
毎回ですが、とても虫に詳しい子がいて、タマムシを捕まえていました。
タマムシは、とても綺麗で、実物を見る事は、珍しいみたいです。
いつもは、図鑑でしか見られない物が、実際に自分で採取観察出来たので
子供にとっては、大変貴重な体験だったと思われます。
草木染は、お母さん方に関心が高く、事前にかなり研究されていた
方もいて、染め上がった物を、みんなで比較も出来て大変盛り上がりました。
うなり木、これも竹の切れ端を各自加工して、お父さん方が旨く鳴らしていました。
鳴らない子もいましたが、持ち帰って、チャレンジするみたいです。
これも自由研究の題材には、良かったのでは、と思います。
今回、工作用の道具をあまり持参しなかったのが悔やまれます。今後は、気をつけます。
レポート by 鈴木